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2016.03.25

タイ人観光客の有名スポットに行ってみた-御徒町・多慶屋編-

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インバウンド(訪日外国人)の爆発的な増加と共に、日本人にはそれほど有名ではないお店や観光地が、外国人にとっては人気スポットであるといったケースが増えてきました。たとえば富士山5合目や、京都・嵐山モンキーパークなどは来場者の大半が外国人観光客です。そういった観光地の中でもとくにタイ人旅行客が多いスポットをいくつかご紹介したいと思います。
今回は東京・御徒町にある「多慶屋」さんを取材してきました。筆者は学生時代を含め7年間東京に住んだ経験があるのですが、タイ・ビジネスに携わるまでは全く聞いたこともなかったこのお店、タイ人旅行客では知らない人の方が少ないとか!?なぜタイ人客の支持を集めているのか、その理由を探ってみたいと思います。


軒先の一等地に外国人観光客向けの品ぞろえ

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東京・上野アメ横近く。春日通りと昭和通りの交差点にある紫色のビルが目印の多慶屋。タイ人の間では「紫ビル」という名前で知られています。店の正面にはタイ人が好んで購入する抹茶味のお菓子や、地域限定のプリッツが陳列されていました。


昭和の雰囲気の店内で飛び交うタイ語

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上のフロアへと上がるエスカレーターの横には日・英・タイ・中国・韓国の各言語で書かれたフロアマップが置かれていました。英語の次がタイ語というあたりにタイ人客の多さが伺えます。
店内撮影禁止の為に写真はありませんが、(誤解を恐れずに言えば)店内は昭和の雰囲気。幅の狭いエスカレーターや低い天井は地方都市のシャッター商店街の中にあるデパートを彷彿とさせるような構造ですが、そこには人、人、人。そしてそこで飛び交う言葉はタイ語や中国語。
本館から8号館まである多慶屋はお茶から大型家電、そして仏壇まである品ぞろえですが、中でも外国人旅行者に人気の商品を前面に打ち出しています。たとえば最近タイで人気のブランド「フェールラーベン」のバッグを14種類取り扱うなど、売れ筋を把握した品ぞろえが人気の秘密のようです。


SNS+わかりやすさ+ラク=タイ人の支持

お店の方によると、タイ人客が目に見えて増加したのは2013年頃で「いつの間にか増えていた」との事。とくにプロモーションをした訳ではないそうです。タイ人客が増えたことで、彼らに売れ筋の品ぞろえを充実したところ中国人客も増え、今ではタイ人と中国人の割合がほぼ同じになるほど中国人も多く来店。売り上げも大幅アップしたとのこと。
前回ご紹介した「大阪くらしの今昔館」と同様に個人が発信するSNSサイトを介した口コミで人気が広まったようです。また「紫ビル」という特徴的な外観=「わかりやすさ」や、多慶屋に来ればお土産はワンストップで何でも揃う便利さ=「ラク」もタイ人の支持を集める要因となった模様。

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建物の華やかさや立地の良さといった点で言えば決して優位とはい言えない多慶屋さんのケース。近年、首都圏や関西など外国人客が多い地域であっても老朽化や売上低下で閉店を余儀なくされるデパートや小売店が少なくない中で成功のひとつのモデルケースになり得るのではないでしょうか?
ぜひ皆さんも参考にしてみてください。

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