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2016.01.21

2015年の訪日外客数発表

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昨日(1/19日)、JNTO(日本政府観光局)から2015年の訪日外客数が発表になりました。全体としては2014年と比較すると47%も増加し1974万人弱もの外国人が訪問されたとの発表。とくに目を引いたのは中国人で107%増(前年の倍以上!!)の499万人もの方が訪日したことになります。
弊社が得意としているタイからのお客さまはというと、わずかに80万人に届かず前年比21.2%増の約79万7千人。1月に前年比66%増となるなど7月までの前半はかなり好調だったのですが8月の爆弾テロによる心理的影響や、国際民間航空機関(ICAO)からタイ航空当局の審査体制の不備が指摘された影響でタイの航空会社による日本へのチャーター便運行や定期便の増便が停止していることから、とくに8月から11月にかけてがかなり落ち込んだことが悔やまれます。幸いなことに12月は前年比22%増までに回復していることを考えると前回の爆弾テロの影響からは脱しつつありそうです。


2016年も訪日客は増えるのか?

当初2020年に2000万人を目標としていた日本の訪日外客数。早くもほぼ達成したと言って良いほど急激な増加となった2015年ですが、ご存知の通りホテルやバスといったインフラが不足している現状を考えると東京や京都・大阪といった既に多くの外国人が訪れている地域に関しては頭打ちになっていくのではないでしょうか。とくに京都・大阪のホテル不足は深刻でその稼働率は9割に迫るほど。今年いくつかのホテル開業が予定されているとは言っても当面は供給不足が続くことになりそうです。
加えてここ数週間で表面化してきた中国経済の落ち込みや、それに伴うアジア通貨の下落を考えると少なくとも2015年に見られたような急激な増加はないと見た方が良いのかもしれません。


訪日客の成熟化

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数年前までは団体旅行の多かったアジアからの旅行客。テレビで報じられるいわゆる「爆買い客」は”大型バスで銀座や秋葉原、道頓堀などに乗り付け一斉にブランド店や家電量販店で爆買いをし、嵐のように去っていく”イメージで報じられています。しかしこの1、2年ほどの傾向でみると個人旅行客、とくにリピーターのお客さんの割合がずいぶん高くなってきています。また、宿泊費が高騰している東京や大阪を避けて北海道や名古屋ー白川郷ー北陸を結ぶ「昇竜道(ドラゴンルート)」など地方を目的地とした人がかなり増加しています。これらのお客さんの特徴はブランド品や家電を爆買いするというよりは地方の名産品等を好むのが特徴。2016年もこの傾向は一層強くなるのではと予測しています。


2016年の訪日タイ人は?

80万人弱というタイからの訪日客数。タイ全体の人口が7000万人弱ということを考えるとまだまだ1%程度に過ぎません。中国に次いで多い韓国、台湾、香港からのお客さまは彼らの国の人口の5-15%程度にも及びます。これらの国々と比較して若干距離が遠いとはいえタイ人の親日ぶりを考えるとまだまだ伸びシロは大きく、昨年のテロのような大事件がなければ訪日タイ人100万人も十分視野に入ってくると思います。2015年にも増して存在感が増えるであろうタイからの訪日客。以前のエントリーでもご紹介した通り日本の閑散期である冬のシーズンを好んで来日する傾向が強く、受け入れ側にとっては非常にありがたい存在です。
一方でこのところのアジア通貨安の影響で昨年夏に1バーツ3.7円だった為替レートが最近では3.2円程度に下落するなど、バーツ建てにした場合の日本の物価上昇が見られることや、肺炎を患い一時血中酸素濃度が低下するなど体調が悪化した高齢のプミポン国王の健康問題が懸念されます。


タイ人のお客さまを取り込むには

タイからのお客さまに限らず、訪日旅行客を取り込むには長期的な視点に立った粘り強い取り組みが必要です。タイで展示会に出展するといった本格的な取り組みが効果が高いのは勿論ですが、比較的手軽にできる(アジア人が大好きな)SNSを使用しタイ語で情報を発信することや、タイ語のWEBサイトを運営すること、お店にタイ語の案内ボードを出すのも一つの手段です。最近、タイ人のお客さまが急増している福岡や佐賀の観光地も降って湧いたようにお客さんが増えたという訳ではなく、コツコツとした取り組みが成果を挙げたものであることは言うまでもありません。ぜひ、皆さんのお店あるいは地域でも小さなところからでも結構ですので取り組んでみてください。具体的な方法を知りたい方は是非弊社がお手伝い致しますのでご連絡ください!!

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