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2016.01.04

タイ人に人気の祐徳稲荷神社に初詣

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新年明けましておめでとうございます。
今年は日並びの関係でお正月休みは3が日だけということで弊社も今日1月4日から始動です。
2016年最初の仕事は九州の長崎県と佐賀県のお客さまへのご挨拶。福岡空港からタイに毎日2便直行便が就航していることもあってタイ人に人気の観光地になりつつある九州。
中でもタイ人に人気急上昇中の観光地が日本三大稲荷のひとつである佐賀県の「祐徳稲荷神社」です。タイの映画「タイムライン」やドラマ「Stay」のロケ地となったのがキッカケとなり個人客を中心にタイ人のお客さんが急増。2014年のタイ人の県別訪日客数では下から5本の指に入っていた佐賀県ですが2015年は上位15位以内に入りそうな勢いです。
今回は佐賀、長崎出張に重ねて、今年1年の商売繁盛を祈念すべく祐徳稲荷神社に初詣に行ってみました。


祐徳稲荷神社へのアクセス

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通常、福岡空港や新幹線博多駅周辺からレンタカーを使って高速道路を経由し1時間半ほどのドライブです。
今回はお正月のUターンラッシュが続いていることもあり公共交通機関を使ってみました。博多駅から長崎行きの特急「かもめ号」に揺られること1時間ほど佐賀駅から2つ先の肥前鹿島という駅に到着。ここからは毎時2、3本ほど運行されている路線バスに乗り換えさらに20分ほど行くと祐徳稲荷神社の参道入り口に到着。途中濃い霧で電車が遅れたため今回は博多駅から2時間15分ほど掛かりましたが、通常は待ち時間を含め1時間半ほどの所要時間です。
博多駅からの「かもめ号」では同じ車両にLCCのジェットスターでバンコクから到着したばかりのタイ人の家族1組と、大きなカメラを携えた男性の観光客2人連れも乗車。他にも中国や韓国からの観光客がチラホラと乗車しており数年前では考えられないほどの外国人比率でした。
最近ではクルーズトレインの「ななつ星」を運行するなど、鉄道を単なる移動手段ではなく観光資源と再定義したJR九州の特急電車。内装に木材をふんだんに使用したり本革張りの座席を使用していたりととてもオシャレな雰囲気で乗っているだけで楽しくなります。
遠方から空路で直接行く場合には、大阪や東京、そして上海、台北から直行便が就航している佐賀空港から乗合タクシーが運行されていて利用前日の17時までに予約しておけば何と1500円という安さで直接乗り付けることも可能!意外に公共交通機関でのアクセスは悪くなさそうです。

 

参道から境内へ

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肥前鹿島駅から乗車したバスは祐徳稲荷神社の参道前に到着。ここからは参道を歩いて境内へと向かいます。参道の両側にはたこ焼きや焼き鳥など定番の屋台のほか、この地域の名物である小城羊羹や嬉野茶などが販売されていて正月らしい賑わいを見せています。ひとつ気になったのが客が足を止めているのは他所から出店してきた屋台であることが多く、せっかく店を構えて開業しているにも関わらず閑散としているお土産物屋さんが目立つことです。実はこの参道にはお正月以外のシーズンにも何度か足を運んだことがありますが、境内の賑わいのわりには閑散としていることが多いようです。外国人のお客さんの多い観光地のお店はそれを意識した商品が並べられていたり、外国語の商品案内がされていることが多いのですが、こちらではまだこれからと言った様子。参道自体は伊勢のおかげ横丁を彷彿とさせるほど趣のあるものだけに今後に期待ですね。


タイ語の絵馬がたくさんの境内

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鳥居をくぐって敷地にはいると立派な鯉が泳ぐ池と、荘厳な雰囲気の門があり写真スポットになっています。門をくぐって境内に入ると一般の神社にもある御守りやお札を戴く一角がある他、京都や大阪にある戎神社のような熊手を戴く建物があるのが特徴。稲荷神社という事で商売繁盛の縁起物ですね。右手を見ると清水寺のような舞台造りの立派な本殿が目に飛び込んできます。
階段を上る前には「神楽殿」と呼ばれる社殿がありこちらでも参拝可能。
私は折角なので急な階段を上って舞台造りの境内へと上がってみました。日頃運動不足のせいか「ハァハァ」と息を切らしながら上った境内。こちらには絵馬を奉納するコーナーがありますが、タイ語の比率が2割ほど。日本人の初詣客が多いお正月でこの比率ですからいかにタイからのお客さんがの多さが分かります。
荘厳な本殿では弊社の飛躍と、日本における訪日旅行(インバウンド)の一層の発展をお祈りさせてただきました。


周辺の観光地との連携を考えてみる

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祐徳稲荷の周辺にはカニで有名な太良町の「竹崎」、九州では指折りの温泉地の「嬉野温泉」、そして「ハウステンボス」や「雲仙」少し離れた長崎などタイ人のみならずアジア人ウケしそうな観光資源が目白押しです。弊社のランドオペレーター部門でも是非取り扱ってみたいルートだと感じました。
一方で増えつつある個人旅行客が訪れるには少々ハードルが高そうな気がします。現状は県単位でのプロモーションをされているということもあってか目と鼻の先にある長崎県の観光資源との連携があまりないことや、他の観光資源への公共交通アクセスがかなり限定的なことなど、まだまだ改善すべき点も多いように感じました。日本人の国内旅行のようにレンタカーを使っての観光に対して高いハードルを感じる訪日外国人客を誘致するには観光地間の連携とそれらを繋ぐ仕組みづくりが重要です。
映画やドラマを誘致しての観光振興(フィルムコミッション)が成功し爆発的に増えたお客さまをいかにリピーターにしていくか、今後のこの地域での取り組みに期待したいと思います。

CATEGORIES : インバウンド